代表挨拶

　昨今のIoT等急速な技術進展により、モビリティ革新が進み社会システム全体に変革を及ぼす状況の中で、国内の公共交通のみならず、物流・観光・農業等のビジネスモデルの構造自体が転換期を迎えています。

　ITS（Intelligent Transport Systems：高度道路交通システム）分野におきましても、自動車産業界がこぞって推進している自動運転の基軸とされるCASE（Connected Autonomous Shared&Service Electric）戦略、それに加えて、交通の側面から課題解決しようとしている欧州発の統合的移動サービスMaaS（Mobility as a Service）の登場による産業構造の変化により、公共交通分野固有の課題解決から社会的な課題解決や新たな価値創造に向けた革新的な移動サービスへの提供へとITSの取組も大きく変化しています。

　一般社団法人EMoBIA（Everyone’s Mobility by ITS Association）は、「アジア太平洋地域ITSフォーラム福岡２０１８」の事業成果を引き継ぐための後継団体として、2019年４月に設立いたしました。

　ミッションは、地域公共交通を始めてとするモビリティサービスを対象に、最先端ITS（MaaSツール等）を活用した研究及び事業開発等と普及促進を図ることで、地域社会における安全安心、快適性、利便性の提供、更にはグローバルな住み良い「まちづくり」の実現を目指していきます。

　そして、福岡・九州おける半導体先進技術、通信衛星技術、自動車産業拠点等と連携を図り、各共創企業間の潤滑油として、来るべきスマートシティ社会実現に貢献できるよう積極的に取り組んでまいります。

皆様のご指導ご支援宜しくお願い申し上げます。