設立趣意書

 2018年5月8日から3日間、ITS世界会議に匹敵するアジア太平洋地域ITSフォーラム(以下、ITS APフォーラム)を福岡市(メイン会場:福岡国際会議場)で開催しました。ITS APフォーラムも16回目の開催となります。
 福岡への招致活動は3年の期間を要し、日本での開催は、第一回東京開催(1996年)から22年ぶりの開催となります。参加27カ国から総登録者数3,556人(国内含む)を数える規模の大会となり、大成功のうちに閉幕しました。
 今回のITS APフォーラムでは、Everyone’s Mobility By ITS を主テーマに掲げ、 ITS技術を活用した地域公共交通システムの地域社会におけるあり方や役割、自動運転などのITS先進技術の今後の動向など、多くの討論の「場」と「事」を設定しました。これらの機会を通じ、進化を続ける日本の最先端ITS関連技術をアジア太平洋地域や世界に向けて発信することができたことはもとより、国内外の多くの参加者にとって、関係国の最先端ITS関連技術に接することができた大変貴重な場となったものと確信しております。特に、次世代ITS技術の若手人材育成、アジアや世界との国際交流及びビジネスマッチングなどで、具体的かつ活発に討論が行われたことで、参加者全員が大きな収穫を持ち帰ったものと自負しております。
 さて、本ITS APフォーラムに参加された多くの団体・関係機関の方から、今回のITS APフォーラムで得た成果及び実績をさらに発展させていくことが必要との声が寄せられました。頂いた多くの声を受け、今後、これらの成果及び実績を国内外へ横展開することで更なるモビリティ社会の発展を望みたいとの思いから、2018年11月に「ITSビジネス化準備ワーキング」を設置し、今後の目指すべき新たな役割を検討して参りました。
この検討の結果、私たちは、ITS APフォーラム福岡大会が大成功のうちに終わった今こそ、次世代地域公共交通の実現に向けた一層の加速と具体化を目指し、日本の誇るITSを活用した事業化に大きく踏み出すべきタイミングにあるとの結論に至りました。

 具体的には、今後さらに多くの賛同者にお集まり頂き、ITS APフォーラムのコンセプト(Everyone’s Mobility by ITS)と長年培って参りました九州エリアでの地域公共交通を主体としたITS活用の実績を基に、ミッション、実施内容を検討していきたいと考えております。その際、関係機関の皆様が推進している、ITS関連の各種サービス(VICS、ETC2.0、DSSS、自動走行、MaaS等)と地域公共交通の融合を図りながら、地域特性に合わせた地域モビリティサービスを目指していく所存です。

 以上のことから、地域公共交通を始めとする地域モビリティサービスを対象に、最先端ITSを活用した技術の研究、事業開発及び普及促進を図ることで、地域社会における安全安心、快適性、利便性の提供、更にはグローバルな住み良いまちづくりの実現を目指すことを目的に、九州IT&ITS利活用推進協議会(QPITS)を後継団体として「一般社団法人 EMoBIA」を発起致します。
関係者の皆様におかれましては、ご支援とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

平成31年 4月吉日

一般社団法人EMoBIA設立発起人
代表理事 浦 正勝

EMoBIA